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20th Anniversary Tour
2000年02月26日/福岡サンパレス

開演の前からワクワクしていたし緊張も少なからずあった。
ネットの友人の方々から、とにかく 今回のライヴはすごいという事前情報もいただいていたし、それ以上に白い幕で覆われたその裏側から発せられるパワーというかオーラみたいなものに僕の目は完全に奪われてしまっていた。
館内のBGMは、今回が初めてではないだろうか、終始元春さんの曲がかかり、曲と曲の間には「元春レディオショー」のジングルクレジット。
定刻から5分ぐらい遅れてスタート。小林克也氏の流暢な英語の聞きなれたアナウンスの後、ビートが刻まれ、乗って来い!といわんばかりの音楽が流れはじめてオーディエンスが一斉に歓声とともにみんな立ち始めたが、白い幕は降りることなく、そこには元春さんの過去の映像が流れ始めた。
まずスチールが流れ、そして過去のライヴクリップ、元春さん独特の締めのポーズが若い頃から最近の石卵のものまで・・・そしてビートの音量がだんだんと大きくなっていく。
「乗って来い!!」
幕が降りて僕の耳には一瞬何の音も聞こえなくなっていた。次の瞬間「君を探している」のイントロがそして、元春さんの落ち着いた声が、オーディエンスのクラッピングが・・・だんだんと現実に戻っていった。
今回、特に最初から凄さを感じたのは各曲の始まり方、いつもだと元春さんからカウントが入るのだが、今回はほとんど元春さん、小田原氏と目で合図し、ドン!という感じでスタートする。何の余韻もないすさまじい始まり方、何もかもがこれまでとは違っていた。
「ワイルドハーツ」の違ったバージョンには「ん?」と思ってしまった。ちょっとアレンジ変え失敗?音は変えているのに元春さん無理してオリジナルの音に近づけて・・・正直オンチ(笑)。ごめんなさい。
特によかったのは「ヤングブラッズ」。ライヴで久しぶりに聴いたが、なんというか流れるような成熟された音ではなく一個一個の音符を刻むかのような切れの良さとパワフルな元春さんのヴォーカルが重なり、胸に響いてきた。やっぱり名曲なのだ。
「DoWhatYouLike」では、今回ホーセクション・ブラスバンドで参加した若い5名のBBBBと元春さん、客席に降りてきたーーー。しかし僕の席は17列目もちろん、そんなとこまで来ないわなぁ・・・。今回ほどファンクラブに入ろうと思ったことはない(笑)。そのBBBB若い!衣裳もそうだし音も・・・・。
東京Be-Bopの成熟された音、スカパラホーンズのパフォーマンスのすばらしさには敵うはずもなく、ちょっと残念だった。特に向かって右のトロンボーンの彼、ダンスが藤井の「HOTHOT」を思わせるのだよ(笑)。スカパラ復活してほしかったぁ。もしくはダディのゲスト出演でもよかったけどねぇ。
一部の怒涛を悲しきRadioメドレー、途中SoYoung〜彼女はデリケートも嬉しかった。そして休憩を挟み2部の始まり、てっきり「彼女」でスタートと思っていたが、「ヤングフォエヴァー」のアンプラグドから入りなんと予想もしていなかった僕のベスト1の「君を連れてゆく」が始まった。この時、不覚にもこの1週間、連日の半徹状態がたたってしまい、ウトウト・・・・おーーーい(笑)。悔やんでも悔やみきれない・・・自己嫌悪・・・。
微笑ましい光景としてはご両親に連れてこられた小学生の兄妹、手拍子もうまかった。もしかすると元春さんのライヴには常連なのかもしれない。
もう一人、気になってしょうがなかったのは斜め前に居た20代前半ぐらいの男性。小学生兄妹をひかせた(笑)その彼はとにかくすごかった。
元春さんのパフォーマンスをそのまま真似、手を差し伸べたり「悲しきRadio」では自分のポケットさわったり、「ナイトライフ」では、髪型を整えていた(笑)。
終始、元春さんはパワフル。でもそれが痛く感じた場面もしばしば。「GO4」でのスタンドアップ&ファイトーーーーーはシャウトというよりも投げつけるようなでも、その声の通りに驚き、なんだか泣いてしまいそうな勢いだった。
今回は福岡には珍しく音もあまりよくなかったようで元春さんが今までも時々あったポーズ、唄いながらマイクをたたき、指で天井を指すしぐさをみせていた。おなじみとなり人気も高い「インディビ」のHKBバージョンの時も、後半で元春さんはディレーのようなエコーのようなヴォーカルを表現したかったのにマイクが思わしくないのか、ステージに座り込んでしまう。終いにはステージから一旦はけて、マイクを取替えにいくような場面も・・・。
アンコールは、いつもだと2回に分けてが通例だが、今回はとにかく元気な元春さんのこと1曲披露するたびにメンバーは一旦、ステージの前方に出てきて最後だという素振りをみせる。でも、オーディエンスの拍手がなりやまず、元春さんのこれまた決まりのポーズ、時計もつけていないのに腕を見る。
そしてメンバーとヒソヒソ話。「もう1曲いこう!」ということで3曲も、このパターンが続いた(笑)。
まず「アンジェリーナ」。ここで嬉しいことがあった。最近みなくなっていた赤のストラトを元春さんが持っていたのだ。デビューから使っていたストラト、感動してしまった。そして、この曲の始まり方もすごかった。いきなりクライマックスかのように座り込みストラトをかき鳴らす元春さん、そして立ち上がり、佐橋氏とギターのかけあいだった。
そして「ハッピーマン」。これが出てくれないと僕も帰れない(笑)。すでに僕の中では「HappyMan」ではなく「ハッピーマン」となったそれは、体を動かさずにはいられなかった。
またも時計を見る元春さん(笑)。でました「ナイトライフ」。僕が体験するライヴではあまりお目に掛かれないその曲は成熟していて、しかも尖ったという表現ぴったりのアレンジだった。
最後に、本当に特別だよと言わんばかりのパフォーマンスをみせた元春さん「他の会場には内緒だよ」と言いながら「僕は大人になった」で締めてくれた。
とグタグタと偉そうに評論めいた事も書いたけど、それら全てを打ち消すぐらいのパワーが元春さんにあった記念ライヴなので、とにかく忘れられない日になることは間違いない。元春さん20周年おめでとう!そしてありがとう!!