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BACK TO THE STREET(1980年04月21日発売)
紙ジャケット+デジタルリマスタリングでの再発売(2005年12月21日)
記念すべきデビューアルバム。1980年代のロックはここから始まったのさっ!で、元春さんの息吹も感じてくる1枚。ティーンエイジャーに深い共感と暖かく見守るといった感じのする新しいタイプのロックを確立。などと偉そうに言っているが僕はリアルタイムでこのアルバムを聴いてたわけではない。失礼しました。でも衝撃だった事は間違いない。
 
01_夜のスウィンガー(4'08")
  作詞・作曲:佐野元春/編曲:伊藤銀次
  強烈なインパクトを持つファーストナンバー。とにかく声がきれい、若い!ビートにすごくのっているという感じもする。粗削りなのがいい。妙に都会臭さがあり、田舎物の高校生だった僕にとって憧れという感じもしたし、アメリカンな雰囲気も詩に漂っていた。
ヴィジターズ・ツアーでは、がらりとアレンジが変わりスゥイング風になっている。
02_ビートでジャンプ(2'32")
  作詞・作曲:佐野元春/編曲:伊藤銀次
  タイトルがちょっと・・・という感じもあるがヒップポップな心地よい楽曲。刻むヴォーカルスタイルは、当時、元春さんが 秀逸。沢田研二氏に提供していた事もありジュリー(笑)も刻み加減がよかったが、また別の感じが元春さんにはあった。
「街のアイスクリームショップ、物憂げなウェイトレス・・・」と、
なんともアメリカンな曲。
03_情けない週末(4'53")
  作詞・作曲:佐野元春/編曲:大村雅朗
  結構、重々しい音楽とともに、たぶんプロポーズの曲だろう。目の前に映っている全ての物の名前だけを羅列しても、ちゃんとそれが一つの物語として確立するのだなという事 を、この曲を通して学んだ気がする。
パーキングメーター、地下鉄の壁、ビルディング、ウイスキーなんて
ごく普通なのにこの歌ではちょっと違う特別なもののような・・。
そんな街の情景を唄いながら
「もう他人同志じゃないんだ、あなたと暮らしていきたい・・・」
って何か素敵な感じかな。
04_Please Don't Tell Me A Lie(3'50")
  作詞・作曲:佐野元春/編曲:伊藤銀次
  ギターの刻んだリズムとともに元春さんの高音なヴォーカルが冴え渡る曲。ちょっと声が沢田研二氏に似ているな。
ライヴで唄って欲しい曲の1つでもある。こんな曲、これまで聴いた事がなかったような気がする。
洋楽聴けば、いきあたるのかもしれないが・・・。
  補記
2002年ファンクラブ限定ツアー『PLUG & PLAY』ではジャズっぽくアレンジをガラリと変えて披露された。
05_グッドタイムス&バッドタイムス(4'55")
  作詞・作曲:佐野元春/編曲:大村雅朗
  静かなロック。イントロはビートルズっぽい。
この頃の元春さんのラブソングは非常に大人しい。そして何となく甘酸っぱい懐かしさも醸し出している。情景を重んじているのも特徴的だ。
06_アンジェリーナ(4'00")
  作詞・作曲:佐野元春/編曲:大村雅朗
  言わずと知れたデビュー曲。未だにライブでも披露されている代表曲。元春さん自身「種のような曲」と表現している。
「おーアンジェリーナ、君はバレリーナ・・・今夜も愛を探して・・・」バレリーナという言葉にはちょっと驚いてしまうが(笑)。スピード感は群を抜いている。そして詩の中で韻を踏むという遊びの要素も、現在の他のアーティストにも受け継がれているような感じがする。
この曲にはやっぱり赤のストラトキャスターが一番似合っているよなぁ。
  補記
『VISITORS TOUR』で披露されたこの曲はスローで切なげなバージョンになっていた。
1986年シングル『STRANG DAY』のB面に収録されたのは、このバージョン。
07_さよならベイブ(4'32")/シングル:アンジェリーナのB面
  作詞・作曲:佐野元春/編曲:大村雅朗
  初期の曲では結構好きな曲。とにかくきれいなメロディが、このアルバムでは目立つ。ちょっとフォークっぽい気もするのだが、それはそれでよしとしよう。元気にはなるのだけど、よくよく詩を読んでみると切なくなるというか青いよ君。。って感じもある。
「情けない週末」とは逆に別れの曲。
08_バッド・ガール(4'18")
  作詞・作曲:佐野元春/編曲:大村雅朗
  この曲は別れた彼女と、喫茶店で、ばったり会ってしまうシチュエーションの曲。とっても切ないんだ。
09_Back To The Street(3'46")
  作詞・作曲:佐野元春/編曲:伊藤銀次
  アルバムタイトル曲。ストレートなロック、イントロのギターのカッティングはかっこいい。締めの1曲前ということで、ハイライトに怒涛のインパクトというのも心地よい。現在の元春さんのライヴで聴いてみたい気もする。
  補記【2005.02】
『THE SUN』ツアーで何とオープニングとしてこの曲が披露された。もう「おぉぉ」という感じだった。
10_Do What You Like(勝手にしなよ)(4'12")
  作詞・作曲・編曲:佐野元春
  スゥイングジャズ風な曲。落ち着いた雰囲気で最後を締めるあたりこれがデビューかと思わせる完成度。この曲も今でもライヴで披露される事が多い。元春さん自身、お気に入りなのだろう。「魂のボリューム、グッとグッと、あがってきたぜ」って・・・。
 

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